Masahito tsuboi's homepage
  • About me
  • Research
  • 研究紹介
  • ブログ
  • PUBLICATIONS

日本人が申請可能な海外のポスドク制度一覧(随時更新)

1/28/2017

2 Comments

 
こんにちは。

海外の研究費は国籍を問わず募集している場合があり日本人も応募可能なものが意外とたくさんあります。今日のポストでは日本の大学で博士号を取った研究者が申請できる外国資本のポスドク制度を一覧で紹介します。リンク先は現地語のものもありますが申請は全て英語で可能です。リストは新たな情報が入り次第随時アップデートしていく予定です。
グラント名
渡航先
研究期間
締切
備考
Carl Triggers Stiftelse
スウェーデン
1年
5月
追加申請により2年まで延長可
EMBO Long Term Fellowship
欧州
2年
2月/8月
年に2回募集
Human Frontier Science Program
任意
3年
8月
.
Marie Sdlodowska Curie action: Individual Fellowship
欧州
2年
9月
.
Newton International Fellowship
イギリス
2年
3月
.
Venenskapsrådet International PostDoc​
スウェーデン
3年
2月/8月
年に2回募集
Wenner-Gren Foundations
スウェーデン
2年まで
10月
.
Fulbright Japan
アメリカ
3〜9ヶ月
7月
日本で研究ポストに就いている必要有
                                        最終更新日:28.01.2017

​
日本で博士号を取った研究者が自分の研究を行うためには日本学術振興会の特別研究員制度に採用されるのが一般的、あるいはほぼ唯一の方法だと思われているかもしれません。しかし、紹介した通り国籍を問わず募集している研究費は意外とたくさんあります。もちろん申請書が英語なので日本人にはハードルが高く、日本の申請書とは違う独特の戦略も必要なので事前準備には相当の労力を要します。しかし採用時の待遇は学振特別研究員制度を凌ぐものも多く、欧米の研究者ジョブマーケットではこういったフェローシップへの採用経験が非常に高く評価されます。つまり、国際的に有名なポスドク制度への採用は日本国内でのポスト獲得に繋がる業績としてはもちろんですが、研究者としてのキャリアを国外に見出すための布石にもなるため労力に十分見合った見返りが期待できると言えます。

研究費の獲得には大変大きな運要素が絡んでいます。また学会の主流なアイデアには大きな地域差があるため、例えば日本の学会で受け入れられない研究アイデアが外国の評価者には認められるという場合もあるでしょう。つまり
多様な評価者に対してできるだけ多くの申請書を提出することで研究者としての生存率を飛躍的に高めることができると考えられます。ここにある情報が1つでも多くの研究アイデアを救うことになればと思っています。

それでは、また。

​
2 Comments
    Picture

    AUTHOR

    北欧で研究している日本人進化生物学者

    Archives

    March 2017
    January 2017

    Categories

    All
    ポスドク
    研究論文作成
    研究費
    ゼロからはじめる系統比較

affiliation

Masahito Tsuboi (Ph.D.)

Lund University
​Department of Biology

address

Sölvegatan 37
22362 Lund
Sweden

funding providers

European Commission
Japan Society for Promotion of Science (JSPS)
Japan Student Service Organization (JASSO)
Swedish Research Council (Vetenskapsrådet)
Norway Research Council (Forskningsrådet)
© COPYRIGHT 2017. ALL RIGHTS RESERVED.
  • About me
  • Research
  • 研究紹介
  • ブログ
  • PUBLICATIONS